#03 「ヒルサイド・ハイランド」

ニュークレスト
ヒルサイド・ハイランド

ジェイコブ:
「……で、釣ったのはただのゴミだったっていうオチだ」

ケイト:
「やっぱり。初心者がそんな簡単に大物なんて釣れるわけないでしょ!」

サマンサ:
「でもアーサーは釣ったんだよね?」

ケイト:
「凄いじゃない。さすが、やるわね。今日の夕食に使えそう?」

アーサー:
「いや、だから小さいやつだったんだって。キャッチアンドリリースだよ」

ジェイコブ:
「まあとにかく少なくとも俺には釣りは向いてないことがわかったわ。待つのは退屈だ」

アリシア:
「あたしもジェイコブと同じだね。釣りよりもあたしはチェスよ!チェス!」

サマンサ:
「もう。チェスよりも絵でしょ?アリシアは」

ケイト:
「ああそうだわ、私今度から芸術面を担当することになったんだけど、
後でちょっと皆に意見を聞きたいの。良いかしら?」

ジェイコブ:
「それなら音楽記事のボリューム多くしてくれよ。……お。そろそろ決着付きそうだな」

アリシア:
「か~っ、サマンサ相変わらず強すぎ!参りました!次はもうちょい手加減して!」

サマンサ:
「ふふふ、ごめん。アーサーも一局どう?」

アーサー:
「俺?」

アリシア:
「アンタとかマジイージーモード~。相手になるの?」

アーサー:
「(……こいつ、今めっちゃ負けてたくせに)」

アリシア:
「あたしが先手になるけど良いの?言っとくけど手加減しないからね」

アーサー:
「良いよ、どうぞ」

「さて……」

「(……余裕で勝てる)」

アリシア:
「アンタ勝ったと思ってるでしょ!勝負はここからだよ!」

「こう動かすと?」

アーサー:
「お前、きったね!」

「………………」

アリシア:
「おーっとっと、長考ですかあ?手が止まってますよ~?」

アーサー:
「……と、見せかけて?」

アリシア:
「なぬ!?」

アーサー:
「策士策に溺れる。チェックメイト」

アリシア:
「あれ~?おっかしいな、あたし腕落ちたかな~?」

アーサー:
「修行が足りないな。言うことは?」

アリシア:
「くっそー!!参りました!!ていうかアンタじんましん出てるよ!?」

アーサー:
「お前のせいだよ!」

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