#06 「下見」

マグノリア・プロムナード
プレエミネント・ドメイン

サマンサ:
「ブリジット、来たよっ!」

アリシア:
「ちは~!」

ブリジット:
「あ、いらっしゃい!待ってたよ」

サマンサ:
「お疲れ様、ブリジット。
早速だけど紹介するね。
彼女がこの前言ってた子、アリシアだよ」

アリシア:
「えへへ!」

ブリジット:
「来てくれてありがとう。アリシアさん、初めまして」

アリシア:
「『さん』付けなんてむずがゆい~。是非呼び捨てで!」

ブリジット:
「うふふ、宜しく、アリシア」

アリシア:
「こちらこそ。
で、えっと。もう一回確認しとくけど……本当にあたしの絵で良いの?」

ブリジット:
「うん。サマンサが見せてくれたサンプル見たよ。
イメージぴったりだったから是非お願いしたいな」

アリシア:
「へへ……オッケーっすよ!遂にあたしの時代来たる!」

ブリジット:
「それで今日は下見に来てくれたのよね」

アリシア:
「うん、引き受けるからには実際どんなお店か見てみたくってね~。
こっちと向こうの壁でしょ……トイレの中にもあったら良いよね」

「うん、思ってた以上に寂しい。
こりゃあ一刻でも早く何か飾らないと!
まず、少なくとも1枚じゃ全然足りないよ。最低5枚は欲しいかな~」

ブリジット:
「5枚……。
でも、たくさん頼むわけには……」

アリシア:
「だいじょぶだいじょぶ。今まで描いたものもかき集めれば何とかなるかも。
あたしの手にかかればちょちょいのちょいだよ。
このあたしに任せなさい!」

ブリジット:
「えっ本当?
心強い!それならお任せしちゃう!お代は……」

アリシア:
「ん、それは良いよ。でもどうしてもって言うんならそうだな~。
コーヒー一杯と砂糖がたっぷりかかったドーナツかな!」

サマンサ:
「あー、もう。それが狙い?アリシアったら」

ブリジット:
「うん、良いよ!」

アリシア:
「やったー!」

サマンサ:
「うふふ」

アリシア:
「アートスクール出身の腕が鳴りますなあ!
よーし、5枚くらいちゃちゃっと描いちゃうぞー!」

ブリジット:
「うわあ、頼もしい!」

ニュークレスト
ヒルサイド・ハイランド

アリシア:
「とは言ったものの……やっべえなこれ」

「めちゃくちゃ格好良く仕事引き受けておきながら……」

「過去の作品って落書きばっかだし!
何でチェスばっかりやってたんだー!あたし~!!
ぬお~~~~!!」

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